関西でホームセキュリティを検討すると、全国展開しているセコム・ALSOKに加えて、「関電SOS」も候補に入ってきます。
関電SOSの料金を見ると、既築住宅のレンタルプランは通常月額5,940円(税込)、初期費用0円と案内されています。
そのため、「関西に住んでいるなら関電SOSの方が安いのでは?」と感じるかもしれません。
ただし、ホームセキュリティは月額料金だけでは比較できません。
関電SOSには利用できる地域の制限があり、公式料金に含まれるセンサー構成もセコム・ALSOKと同じではありません。また、数年後に引っ越す可能性があるなら、契約期間や解約・移設条件まで確認しておく必要があります。
この記事では、関電SOS・セコム・ALSOKのどこかを総合1位にするのではなく、
- 自宅が関電SOSの提供エリアか
- どこまでを防犯対象にしたいか
- 初期費用と月額をどう考えるか
- 数年間使う予定があるか
- 引っ越しの可能性があるか
を整理し、「自分の場合はどの会社から見積もりを取るべきか」を判断できるように解説します。
※セコムとALSOKだけを詳しく比較したい方は、「セコムとALSOKを比較|料金・駆けつけ・契約条件の違いと見積もりの比べ方」を先にご覧ください。
関西でホームセキュリティを選ぶなら、まず関電SOSの提供エリアを確認
関電SOSを候補に入れる場合、料金や機能を見る前に確認したいのが自宅がサービス提供エリアに入っているかです。
関電SOSは関西全域で利用できるわけではない
関電SOSは関西電力グループのホームセキュリティですが、「関西ならどこでも利用できる」というサービスではありません。
2026年8月13日時点では、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県の指定地域で提供されています。和歌山県は現在の公式提供エリアには含まれていません。
なお、大阪府を含む5府県のいずれも、府県内のすべての市町村が対象というわけではなく、対象となる市町村があらかじめ決められています。
関西在住だから関電SOSを候補にするのではなく、自宅住所が提供対象かを確認し、利用できる場合にセコム・ALSOKとあわせて比較候補にすることが重要です。
対象地域でも自宅住所の提供可否を確認する
関電SOS公式サイトでは郵便番号から提供エリアを確認できます。
また、サービスエリア内でも一部利用できない地域があると案内されています。関電SOSを検討する場合は、最初に自宅住所で提供可否を確認しておきましょう。
この「住所確認」が必要になることは、関西で関電SOSを含めてホームセキュリティを選ぶときの重要なポイントです。

関電SOSはどんなホームセキュリティ?
関電SOSは、関西電力グループの株式会社オプテージが提供するホームセキュリティサービスです。
現在の運営会社は関西電力グループのオプテージ
関電SOSは、もともと「株式会社関電セキュリティ・オブ・ソサイエティ」が運営していました。
その後、関西電力グループ内の事業再編により、2023年4月1日に同社は株式会社オプテージへ吸収合併されています。
現在のサービス提供主体は株式会社オプテージです。
「関電SOS」は現在の会社名ではなく、オプテージが提供するホームセキュリティのサービスブランドとして考えると分かりやすいでしょう。
異常を検知すると監視センターへ自動通報される
関電SOSのベーシックメニューでは、住宅内に設置したセンサーなどが異常を検知すると、監視センターへ異常信号が送られます。
監視センターが異常信号を受信すると警備員が現地へ急行し、必要に応じて警察・消防などへの通報も行われます。
異常検知に伴う警備員の駆けつけは、ベーシックメニューのサービス内容に含まれています。
また、携帯電話等へのメール通知にも対応しています。
「自分のスマートフォンに通知が来てから、自分で警備員を呼ぶ」というセルフ型とは異なり、異常検知後の現地対応まで警備サービス側へ任せる方式です。
ホームセキュリティの方式そのものから迷っている場合は、「ホームセキュリティの選び方|警備会社・セルフ防犯・併用型の違いを解説」で違いを整理しています。
現地の緊急対処は東洋テックが担当する
関電SOSでは、サービスを提供するオプテージと、現地で警備業務を行う会社が分かれています。
関電SOS公式FAQでは、警備対象エリアの分担に基づき、専門の警備会社である東洋テック株式会社が警備を実施すると案内されています。
この体制だけを理由に、セコムやALSOKより駆けつけが速い・遅いと判断することはできません。
実際の対応条件は自宅の場所や警備拠点、交通状況などによって変わるため、気になる場合は見積もり時に自宅周辺の対応体制を確認しましょう。
関電SOSの料金|レンタルと買取は何が違う?
関電SOSのベーシックメニューには、レンタルプランと買取プランがあります。
料金を見るときは、
- 既築住宅か新築住宅か
- レンタルか買取か
を分けて確認すると整理しやすくなります。
料金確認日:2026年8月13日
既築住宅の通常料金
現在住んでいる住宅へ導入する場合の通常料金は次のとおりです。
| プラン | 初期費用 | 月額料金 | 初回契約期間 |
|---|---|---|---|
| レンタル | 0円 | 5,940円(税込) | 5年 |
| 買取 | 247,500円(税込) | 3,190円(税込) | 1年 |
レンタルは初期費用を抑えやすい一方、月額は買取より高くなります。
買取は導入時に機器費等を支払う代わりに、月額料金を低くする料金構造です。
新築住宅では初期費用が異なる
建設途中の住宅に設置する場合は、初期費用が次のようになります。
| プラン | 初期費用 | 月額料金 | 初回契約期間 |
|---|---|---|---|
| レンタル | 44,000円(税込) | 5,940円(税込) | 5年 |
| 買取 | 291,500円(税込) | 3,190円(税込) | 1年 |
新築住宅の初期費用には新築管理費が含まれます。
また、センサー配線の隠ぺいを希望する場合は、別途工事費が必要です。
実際の料金は追加機器やオプションによって変わるため、自宅については個別見積もりで確認してください。
標準料金にはパッシブセンサー2個などが含まれる
関電SOSのベーシックメニューの標準構成は、主に次の機器です。
- コントローラー:1台
- SOSパッシブセンサー:2個
- SOS非常ボタン:1個
- セキュリティステッカー
パッシブセンサーは、室内の人体の動きなどを赤外線で検知するセンサーです。
ここはセコム・ALSOKと料金を比べるうえで重要です。
窓・扉を追加で警戒すると料金も変わる
関電SOSでは、窓や扉の開閉を検知するマグネットセンサーなどを追加できます。
たとえば2026年8月13日時点のレンタルプランでは、
- SOSワイヤレスマグネットセンサー:初期費用1,100円+月額275円
- 片開き式マグネットセンサー:初期費用2,200円+月額220円
- 両開き式マグネットセンサー:初期費用3,300円+月額275円
と案内されています。
ほかにも、火災センサー、救急ボタン、ガス漏れセンサーなどを追加できます。
- 基本料金に含まれるセンサー構成は会社ごとに同一ではありません
- 窓や扉を追加で警戒すれば、実際の料金も変わります
- 3社を比較するときは、基本料金ではなく守りたい場所をそろえましょう
セコム・ALSOK・関電SOSは料金表だけでは比べられない
関電SOSを加えて3社を比較するときも、セコムとALSOKを比較するときと考え方は同じです。
比較する前に「同じものを比べているか」を確認する必要があります。
同じ窓・扉・サービス範囲にそろえて見積もる
たとえば、
- 関電SOSでは室内のパッシブセンサーを中心にした構成
- セコムでは複数の窓や扉を警戒する構成
になっていれば、表示された月額だけを比較しても条件が違います。
3社へ見積もりを依頼するなら、
- 玄関
- 勝手口
- 1階の窓
- ベランダ側の窓
- 火災監視
- 非常通報
など、どこをどのように守りたいかをできるだけそろえて伝えましょう。
そのうえで、同じ住宅を同じ防犯範囲で守る場合の実際の見積額を比較すると判断しやすくなります。
比較できるものと、数字だけでは比べにくいものを分ける
3社の違いは、次のように整理すると分かりやすくなります。
| 比較項目 | 比較するときの考え方 |
|---|---|
| 提供エリア | 各社の対象地域を確認する。関電SOSでは自宅住所の確認が特に重要 |
| 異常時の自動通報・駆けつけ | 同じ「自動対応型」で比較する |
| 契約方式・契約期間 | レンタル・購入方式などを分けて確認する |
| 初期費用・月額 | 機器構成やサービス範囲をそろえないと単純比較できない |
| 駆けつけ速度 | 拠点数など一つの数字だけで優劣を決めない |
| 補償 | 制度の対象・仕組みが異なるため金額だけで比較しない |
セコムとALSOKの詳しい料金・契約条件は、「セコムとALSOKを比較|料金・駆けつけ・契約条件の違いと見積もりの比べ方」で整理しています。
補償制度も金額だけで優劣を決めない
関電SOSには「ガラス・ドア鍵取替費用補償制度」が付帯します。
侵入や盗難などによって窓やドア鍵が破壊された場合、未遂を含め、2026年8月13日時点では、
- 窓ガラス:1枚につき10,000円
- ドア鍵:1個につき20,000円
- 免責:なし
と案内されています。
一方、セコムには盗難保険や災害見舞金があり、ALSOKには災害見舞金制度があります。
これらは同じ種類の制度ではないため、補償額だけを横に並べて優劣を決めるのではなく、自分が何に備えたいかを確認しましょう。
関電SOSを検討するときに確認したい地域限定サービスならではのポイント
- 数年以内に引っ越す可能性
- 自宅の通信条件
- 鍵の預け方と緊急時の室内立ち入り
- 途中解約、通信停止、機器撤去、移設時の条件
関電SOSを選ぶときは、現在の月額だけでなく、契約中に生活環境が変わる可能性まで含めて確認しておくと判断しやすくなります。
数年以内に引っ越す予定があるか
関電SOSのレンタルプランは初回5年契約です。
買取プランは初回1年で、その後はいずれも1年ごとの自動更新です。
特にレンタルを検討する場合、数年以内に引っ越す可能性があるなら、契約前に移設・解約条件を確認しておきましょう。
ただし、
- 同じ提供エリア内への移設費
- 新居への再設置費
- 契約期間を引き継げるか
- 提供エリア外へ転居した場合の最終的な費用
については、公開情報だけでは一律の金額を確認できません。
「関西圏外へ引っ越すと必ず○円」と決めつけず、転居予定がある場合は見積もり時に個別確認してください。
通信条件が自宅に合っているか
関電SOSのホームセキュリティは、通常、固定インターネット回線と携帯電話回線を併用して監視センターと通信する仕組みです。
公式FAQでは、インターネット回線単独でのサービス提供は行っておらず、固定インターネット回線と携帯電話回線を併用すると案内されています。
加入条件としては原則、固定インターネット回線への加入が必要ですが、インターネット回線がなくても加入できる場合があるため、個別に問い合わせるよう案内されています。
そのため、
- 自宅に固定インターネット回線がない
- 今後インターネット回線を変更する予定がある
- 自宅の通信環境に不安がある
といった場合は、見積もり時に自宅の条件で利用できるか確認しましょう。
鍵を預けるか、緊急時の室内立ち入りをどうするか
HOME ALSOK Connectでは、鍵を預けるかどうかを利用者が選べます。救急通報サービスに加入しない通常契約では、鍵を預けない代わりに、緊急時に備えて「破壊指定箇所」をあらかじめ取り決めます。
救急通報サービスを利用する場合は、鍵預かりや破壊指定箇所の設定など条件が変わるため、契約前に確認しておきましょう。
- 鍵を預けるかどうか
- 鍵を預けない場合の「破壊指定箇所」の取り決め
- 救急通報サービス利用時は条件が変わる
解約時には月額以外の費用も確認する
関電SOSを解約する場合、公開されている費用として通信停止費6,600円(税込)があります。
また、機器の撤去が必要な場合は撤去工事費11,000円(税込)がかかります。レンタルプランでは契約満了かどうかにかかわらず、解約時に機器の撤去工事が必要です。
さらに、契約期間途中の解約については「所定の解約金」が発生します。
ただし、中途解約金の具体的な計算方法や上限額は公式サイトでは公開されていません。
そのため、
解約時は17,600円だけ支払えばよい
とは限りません。
5年契約のレンタルを検討する場合は、途中解約金、通信停止費、撤去費に加え、転居予定があるなら移設時の条件も契約前に確認しておきましょう。
条件別|どの会社から見積もりを取るか整理する
ここからは、3社のどこが総合的に優れているかではなく、どの会社を見積もり候補に入れる理由があるかを条件別に整理します。
関電SOSも含めて3社を比較しやすい
- 自宅が関電SOSの提供エリア内
- 異常時の自動通報・駆けつけを希望している
セコム・ALSOKを中心に比較しやすい
- 自宅が関電SOSの提供エリア外
- 転居先でも同じ警備会社を利用したい
長く住む予定なら購入方式も比較
- レンタルだけでなく、関電SOSの買取・セコムの買い取り・ALSOKのお買い上げも見積もり候補になります
ただし、全国展開していることだけを理由にセコム・ALSOKの方が優れているという意味ではありません。今の自宅と今後の生活予定に合うかどうかで判断します。
関電SOSの買取プランは、レンタルより初期費用が大きい一方、通常月額は3,190円(税込)です。
セコムにも買い取り、ALSOKにもお買い上げ方式があります。
ただし、3社のモデル料金から「10年なら必ず○社が安い」と計算するのではなく、自宅について同じセンサー構成の見積もりを取り、
- 初期費用
- 月額
- 5年間の支払総額
- 10年間の支払総額
- 保守・保証
- 解約・移設条件
まで含めて比較しましょう。
関西で3社を比べるときの見積もりチェック項目
セコム・ALSOKを比較するときの基本的なチェック項目は、「セコムとALSOKを比較|料金・駆けつけ・契約条件の違いと見積もりの比べ方」で詳しく整理しています。
関電SOSも含める場合は、そこへ関西・関電SOSならではの確認項目を追加すると比較しやすくなります。
| No. | 関西で追加したい確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|---|
| 1 | 自宅住所が関電SOSの提供対象か | 地域によって利用できないため |
| 2 | 3社で警戒する窓・扉を同じにしたか | 基本料金だけの比較を避けるため |
| 3 | 関電SOSで追加センサーが何個必要か | 実際の月額・初期費用が変わるため |
| 4 | 自宅の通信環境で利用できるか | 固定インターネット回線・携帯電話回線の利用条件を確認するため |
| 5 | 鍵の預け方・緊急時の立ち入り条件 | 契約内容や救急通報サービスの利用有無で条件が変わるため |
| 6 | 数年以内に転居する可能性があるか | 提供地域が限定されているため |
| 7 | 解約金・通信停止費・撤去費・移設条件 | 月額以外の出口費用を確認するため |
| 8 | 必要な補償が各社の制度に含まれるか | 補償の仕組みが3社で異なるため |
特に1~3は、関電SOSを加えて比較するときに優先して確認したいポイントです。
「関電SOSはいくら、セコムはいくら、ALSOKはいくら」ではなく、
自宅のこの窓・扉を、このサービス内容で守るなら、それぞれいくらになるか
という形で比較しましょう。
まとめ|関西では「関電SOSを利用できるか」を確認してから同条件で比較する
関西でホームセキュリティを選ぶ場合、セコム・ALSOKに加えて関電SOSも比較候補になります。
まず自宅住所が関電SOSの提供対象かを確認しましょう。
そのうえで、
- どの窓・扉を守りたいか
- 必要なセンサー・サービスは何か
- 初期費用と月額はいくらか
- 何年間使う予定か
- 引っ越しの可能性はあるか
- 解約・移設時にどんな条件や費用があるか
を整理していきます。
関電SOSの既築住宅レンタルは、2026年8月13日時点の通常料金で初期費用0円・月額5,940円(税込)ですが、この数字だけでセコム・ALSOKより安いとは判断できません。
標準の機器構成が違い、窓・扉を追加で警戒すれば料金も変わるためです。
関電SOSを含めて比較するなら、3社へ同じ住宅条件を伝え、同じ防犯範囲で見積もりを取るのが分かりやすい方法です。
関西に住んでいるから関電SOS、全国展開だからセコム・ALSOK、と会社名だけで決める必要はありません。
- 自宅住所が関電SOSの提供対象か確認する
- 守りたい窓・扉・サービス範囲を整理する
- 同じ防犯範囲で3社の費用を比較する
情報確認日:2026年8月13日
※料金・サービス内容・提供エリア・契約条件・キャンペーン等は変更される場合があります。契約前に必ず各社公式サイトおよび実際の見積書・契約条件で最新情報をご確認ください。
※関電SOSでは2026年8月13日時点で期間限定キャンペーンが実施されていますが、本記事では長期的に比較しやすくするため通常料金を基準に記載しています。期間限定料金を利用する場合は、割引期間終了後の通常料金もあわせて確認してください。

